Nations

オールブラックス戦決定会見後のジョーンズHCは「ハッピーではない」

japan HC

会見に出席した元NZ代表のジェローム・カイノ(写真左)とエディー・ジョーンズ日本代表HC
(撮影:BBM)

 


 日本ラグビー協会は12日、日本代表がニュージーランド代表と対戦すると正式に発表。11月2日、東京・秩父宮ラグビー場へ、2011年に地元でのワールドカップを制すなど世界最強の呼び声高いチームが襲来する。しかし、都内であった発表会見後、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC)は「ハッピーではありません」と連呼。今月15〜19日の長野・菅平での合宿に、選手を集めづらい点を問題視していた。


 合宿は、自身が正しいと考えるハードトレーニングの習慣づけのために組まれた。国内リーグの日程上、オールブラックスの異名をとる世界最強軍団との一戦に向けては約1週間程度の準備で臨むこととなる。各選手がクラブですべき鍛錬を実践的に把握させたい意思が、ジョーンズHCにはあった。しかし、指揮官の耳には、一部選手の参加日数を制限したいとの声が届いていた。各所属先の要望があったようだ。


「なぜ、来られないのか。わからないです。今度のオールブラックスとのテストマッチは、最低でも分速90メートルのなかで試合をする。そこに向けた練習は、分速70メートルぐらいのトップリーグ(日本最高峰リーグ)では難しい。選手たちが自分たち自身で準備できるようにしていきたいです」


 実際、菅平には何人来られそうかと聞かれれば「もうわかりません」とし、チームに辞退を要請される選手には怪我人以外も含むかとの問いには「怪我人でも、こちらのリハビリプログラムをやればいい。それがない大学のチームもある」と続けた。指揮官の思い通りに行かぬジレンマは、合宿に来た選手が成長することでのみ克服できるのだろうか。ジョーンズHCは、「自分が変えられるのは、いまいる選手だけです」と話した。

(文・向風見也)

 


RMワールドカップ2019ラグリパcolumn2