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サンウルブズがついに今季初勝利! 国内最終戦でレッズ下し、秩父宮歓喜!


レッズ戦でトライを挙げる直前のグラント・ハッティング(撮影:松本かおり)

 スーパーラグビー挑戦3年目の日本チーム、サンウルブズが、2018シーズンの国内最終戦となった5月12日のレッズ戦を63−28で制し、10戦目で今季初勝利をあげた。サンウルブズがオーストラリアのチームを倒したのは初めてで、今季成績は1勝9敗(総勝点6)となった。
 シーズン初勝利は1年目(◯ 第9節・ジャガーズ戦/1勝1分13敗=最下位)、2年目(◯ 第7節・ブルズ戦、第17節・ブルーズ戦/2勝13敗=17位)よりも遅かったが、あと6試合残っており、過去2年の成績を上回る可能性はある。
 今季はトップ5を目標に掲げるも、来年のワールドカップで優勝を狙う南半球の強豪国も進化していて、サンウルブズは奮闘を白星にするのに苦労したが、2011年大会のチャンピオンであるレッズを下し、自信をつける大きな1勝となった。

 東京・秩父宮ラグビー場で久しぶりに、サンウルブズがファンとともに歓喜した。
 サンウルブズはキックオフから相手にプレッシャーをかけ、2分、7分とSOヘイデン・パーカーのPGでリードを奪った。
 対するレッズは、10分、ラインアウトからモールで押し込み、コンバージョン成功で逆転する。20分過ぎにもラインアウトモールでゴールに迫り、サンウルブズはなんとか止めたものの、ボールを持ちだしたSHベン・ルーカスが塊のサイドを突いてゴールラインを割り、難敵であることを示した。

 しかし、PG2本追加で点差を詰めていたサンウルブズは、29分にトライを挙げて逆転する。LOグラント・ハッティングのノールックパスでボールをもらったPRクレイグ・ミラーが突破してチャンスとなり、ハッティングがサポートしてインゴールに押さえ、秩父宮が沸いた。
 33分には自陣のスクラムからアングルチェンジし、ディフェンス裏へのキックとチェイスでチャンスを広げ、左へ次々とつなぎSOパーカーがフィニッシュ。
 優秀なプレースキッカーであるパーカーは前半終了前にもPGを決め、29−14で折り返した。

 サンウルブズは後半早々にもPGでリードを広げ、53分(後半13分)には果敢にテンポよく敵陣22メートルライン内に攻め込むと、WTBホセア・サウマキがピックアップから左サイドを抜けてゴールに持ち込み、さらに活気づいた。

 パーフェクトキッカーであるパーカーは61分にも10本目のショットを決め、勝利を引き寄せる。

 ディフェンスでも粘り強かったサンウルブズに対し、レッズは23フェイズを重ねた66分にトライを奪い返したが、その2分後、サンウルブズはFBジェイソン・エメリーがインターセプトから疾走してゴールに迫り、相手の反則によりペナルティトライを獲得。

 その後、レッズに1トライを許したが、サンウルブズは終盤にサウマキの2トライとパーカーの成功率100%のキックで締めくくり、ファンから大きな拍手が送られた。

 先発したSH流大キャプテンは、開幕から9連敗という長いトンネルを抜けての今季初勝利について、「長かったが、みなさんが応援してくれたおかげで、やっと1勝することができた。(試合メンバーの)23人だけじゃなくて、チーム全員で今週いい準備ができていた。コーチングスタッフを含めて、ゲームプランをしっかり信じてやり切った結果なので、すごく自信になった。負け続けても、根気強く応援していただいて、ファンのみなさんの前で勝つことができて良かった。でも、これでスーパーラグビーが終わるわけではないので、次の試合へ向けてしっかりいい準備をして、2勝目ができるようにがんばりたい」とコメントした。

 サンウルブズは次週、スーパーラグビー初開催となる香港(モンコックスタジアム)でストーマーズと対戦する。

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