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JAPAN Aは最終戦で敗れるも、NZ遠征は収穫多き2勝1敗。

ニュージーランド遠征で練習や試合を重ね、チーム力を高めていったJAPAN A。
写真は4月20日のブルーズA戦後。中央は主将を務めた真壁伸弥(Photo: Getty Images)


 ニュージーランドに遠征している日本ラグビーのNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)は4月26日、JAPAN Aとして臨んだツアー最終戦でハリケーンズ・デベロップメントと対戦し、27−36で惜敗した。
 スーパーラグビーに属する強豪クラブの若手有望株たちなどで編成された各チームと熱戦を繰り広げ、惜しくも全勝とはならなかったが、ハイランダーズAとブルーズAに競り勝ち、2勝1敗の好成績で19日間のツアーを終える。

「一言で言うと、残念で仕方がない。こうしていればとか、こうだったらとか、“たられば”のあるそんな試合だったからこそ、こういうコメントになるのかと思います。つまり、ちょっとの差」
 チームを率いた堀川隆延ヘッドコーチのコメントに、最終戦で惜敗の悔しさが伝わる。しかし、負けは負けと認め、しっかりレビューをして、このチームに何が足りなかったのかを明らかにしたいと語った。そして、ツアーをこう振り返る。
「今日の試合は負けてしまいましたが、この遠征で3試合して、2連勝できたことは自信にすべきです。たくさんの選手がこの遠征を通じて成長できたということは胸を張れることなので、来年のラグビーワールドカップ2019に向けて、この中からひとりでも多くの選手が日本代表に入ってくれることを心から願っています」

 ニュージーランド北島、マナワツ・ワンガヌイ地方のレビン(Courtesy Domain)でおこなわれた最終戦。
 JAPAN Aは前半5分にCTB村田大志の快走で先制し、27分にはラインアウトからモールで押し込むなど、17−12とリードして前半を終えた。
 しかし後半早々、危険なタックルをしたWTB山田章仁に対してイエローカードが出され、数的不利の時間帯に相手にトライを奪われ逆転される。その後、いったんは途中出場SO中村亮土のPGで再び先行したものの、ハリケーンズ・デベロップメントに2トライを許し、13点を追う展開に。終盤にWTB山田がトライを挙げ、6点差まで詰めたが、最後はホームチームがPGを決めてノーサイドとなった。

「最後の試合なので勝ちたかった。大事なところでボールを失ってしまったり、コミュニケーションが途切れたところで抜かれたりしたので、そこが悔やまれるところです」
 そう語ったのはゲームキャプテンを務めたFL布巻峻介。
「最初は、日本代表だったりサンウルブズへのチャンスをつかみにいく、という気持ちで始まって、試合や練習を重ねていくうちに、単純にこのチームとして勝ちたい、という気持ちが芽生えてきて、最後は本当にいい仲間になれたと思うし、この経験というのは自分にとっても皆にとっても、大事な思い出になっていくと思います。6月の代表戦に向けて、皆それぞれ自分の課題もわかったと思いますし、自分自身やるべきことは見えてきたので、そこに向かって突っ走る。お互い頑張りあえる関係になれたと思うので、それを活かして切磋琢磨してやっていきたいと思います」

 そして、今回のツアーでキャプテンを任されたLO真壁伸弥は次のように振り返った。
「今日学んだことやこのチームのアイデンティティを、サンウルブズや日本代表といった次のステージに一人ひとりがしっかりと持っていけるようにしてほしいと思います。振り返ってみると、なぜ勝てたのか、というのを皆がしっかり理解したことが大きいと思う。一人ひとりバラバラでは勝てなくて、チームで勝つ、ということを改めて認識することができるいい遠征だったと思います」

 NDS(JAPAN A)は28日に帰国する予定。

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