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U20日本代表、最終選考へ。高校日本代表組に視線集まる。


2月のTIDキャンプでU20日本代表候補選手たちを指導する遠藤哲ヘッドコーチ(撮影:松本かおり)

 5月30日からフランスでおこなわれるワールドラグビーU20(20歳以下)チャンピオンシップに向け、U20日本代表が最終オーディションを重ねている。

「TIDキャンプ(U20)」の2018年第1回合宿が4月14〜15日、第2回合宿が20〜22日に千葉で開催された。総勢36名の候補選手が、26名分の大会登録枠入りを目指す。

「最終セレクションです」

 4月のキャンプの位置づけをこう断じるのは、遠藤哲ヘッドコーチ(HC)。就任初年度だった昨季に下部のU20トロフィーで優勝し、世界一を争うU20チャンピオンシップへの挑戦権を勝ち取っている。

 最下位ならば再び下部降格という厳しいコンペティションに挑むにあたり、新年度からは3月まで高校(U19)日本代表だった9選手も追加招集。主将を任されていた福井翔太(パナソニック)はFLで、日本航空石川史上初の花園8強入りの原動力となったアシベリ・モアラ(天理大)、アサエリ・ラウシ(日本航空石川)はLOでそれぞれ登録させる。昨季リストアップした隊列に、厚みをもたらす。

「(U19から引き上げた選手は)戦術理解を含め、U20のフレーム上でも適応できる選手を選びました。U20はU19より複雑なことをしている部分もあると思いますが、そのなかでも自分の個性を出せるという選手を…。彼らの遠征も見させてもらっていて、彼らの良さは知っている。もともと通用すると思って選んでいる彼らがどこまでのレベルで通用するか、精査します」

 高校日本代表年代の選手のうち、怪我で途中離脱した福井を除く8名は3月の遠征でU19アイルランド代表撃破などを経験。遠藤HCは個人的な感想として、若手選手の適応力の高さなどを評価している。

「呼んですぐ(U20の戦術に)対応できる。これは日本ユース全体の成長なんじゃないかと思います。遠征での勝利も、決してフロックではないと証明できる」

 2月はオーバーエイジ枠を交えたジュニア・ジャパンを編成し、フィジー・スバでのパシフィック・チャレンジで環太平洋諸国の代表予備軍と激突した。本大会では強豪のニュージーランド、オーストラリア、ウェールズのU20代表とぶつかるだけに、万事におけるち密さ、鋭さ、細やかさの醸成に余念がない。

 明大2年でLOの箸本龍雅や法大2年でWTBの根塚洸雅ら、リーダー役が期待される面々は練習の合間の円陣などで積極的に意思を伝達。本番まで2か月を切り、緊張感を高めつつある。
(文:向 風見也)

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