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W杯2019欧州予選問題 レフリー暴行のスペイン選手に43週間の活動停止

W杯欧州最終予選でベルギーに敗れたあと、レフリーに詰め寄るスペイン代表選手たち
(Photo: Getty Images)


 ラグビーヨーロッパのジュディシャル・コミッティー(規則違反の処分を決める機関)は4月17日、ブリュッセルで先月開催されたラグビーワールドカップ2019ヨーロッパ最終予選、ベルギー代表×スペイン代表の試合後、レフリーに暴行をおこなったスペイン代表の5選手に対し、最高で43週間(約10か月)の活動停止処分を決定したことを明らかにした。

 スペイン代表は20年ぶりのワールドカップ出場に王手をかけて臨んだ3月18日の同試合に、10−18で敗戦。これにより、ルーマニア代表が同地区予選1位となって9大会連続のワールドカップ出場権獲得となったのだが、運命を左右するその大一番は利害関係があるルーマニア出身のレフリーが担当していて、複数の判定に不満と怒りを募らせていたスペイン代表の選手が試合後、レフリーに詰め寄る騒ぎとなっていた。

 ジュディシャル・コミッティーは問題行動をおこなった選手の罪やスペインラグビー協会の責任などを検討し、すべての当事者の主張と証言を聞いて、言葉で脅かした3選手に14週間、身体的暴行が認められた2選手にそれぞれ36週間と43週間の制裁を科し、その間の所属クラブや国代表におけるすべてのラグビー活動を禁止とした。

 スペイン代表はポルトガル代表との欧州プレーオフを間近に控え、それに勝てば、6月にサモア代表とホーム&アウェイでワールドカップ出場権をかけたプレーオフに進めるが、処分を科された5選手は出場できない。

 スペインラグビー協会はルーマニア人レフリーが担当したベルギー戦について、「公平性がなかった」としてワールドラグビーに再試合を要求している。ラグビーワールドカップ2019をめぐるヨーロッパ予選では、各国の選手の代表資格についても多くの疑惑が持ち上がっており、問題となっている。

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