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帝京大が東海大退け9連覇に王手! 岩出監督「今季いちばんの会心のゲーム」


キレのいい走りを見せた帝京大1年のWTB木村朋也(撮影:松本かおり)

 2009年度から8季連続で大学ラグビーの頂点に立ってきた帝京大が、大学選手権で一昨年、昨年と2季連続決勝で戦ってきた東海大と今年は準決勝でぶつかり、31−12で激闘を制し、9連覇に王手をかけた。

 2018年1月2日、東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた第54回全国大学選手権大会の準決勝第2試合。
 過去3回(2009、15、16年度)決勝に進みながら、いずれも赤いジャージーの最強軍団に敗れていた東海大は、4度目の挑戦に燃え、開始20数秒で先制し、2万237人の観客が集まったスタジアムを沸かせた。キックオフボールをキャッチした帝京大のFLブロディ・マクカランにプレッシャーをかけてボールを奪い返し、バックスに展開、切り込んだキャプテンのFB野口竜司から、12、13、14とつなぎ、WTB小野木晃英がノーホイッスルトライを決めた。

 しかし、「先制トライを奪われて引き締まった」と帝京大の岩出雅之監督はのちに語る。
 ディフェンディングチャンピオンは9分、LO秋山大地が突破して力強く前進、ゴール前でCTBニコラス・マクカランにつなぎ、同点とした。

 流れを引き戻したい東海大は27分すぎ、ゴール前中央に迫り、FL深見瑠希がインゴールに飛び込んだが、帝京大はグラウンディングを許さず、ピンチを脱出した。
 ミスが少なく、選手が一体となったディフェンスで東海大のアタックを止めた帝京大は、37分、敵陣10メートルラインから右へ回し、副将のFB尾崎晟也がディフェンダーをひきつけてスペースを作り、外でもらったWTB木村朋也がスピードに乗ってタックラーを振り切り、勝ち越しに成功した。

「試合前から、ディフェンスで自分たちのリズムを作ろうと言っていました。その時間を楽しもうと」(帝京大・堀越康介キャプテン)

 14−7で後半を迎えた帝京大は、しばらく東海大の堅守に苦労していたが、54分(後半14分)、ゴール前のスクラムから攻めて、タテに走り込んだCTBマクカランがタックラーをかわしてトライを挙げた。61分には敵陣22メートルライン外からWTB木村が防御網を切り裂いてチャンスメイクし、テンポよく左へ回してWTB竹山晃暉がフィニッシュ。竹山はコンバージョンキックでも確実に加点し、28−7とリードを広げた。

 東海大はその後、何度か敵陣深くに入ったが、ブレイクダウンで絡まれノットリリースザボールの反則が続き、突破力があるNO8アタアタ・モエアキオラなども爆発することはできなかった。

 帝京大は77分にPGで貴重な3点を追加。
 東海大は試合終了間際に1トライを奪い返したが、王者を倒すことはできなかった。

 「圧力でミスが多くなってしまった」と敗れた東海大の野口キャプテン。木村季由監督は「試合を通して、自分たちが描いていたこと、準備していたことを出せなかった。コントロールできる時間がものすごく短かった」と敗戦を振り返った。

 勝った帝京大の岩出監督は、「成長できた試合。やってきたこと、(この試合で)やるべきこと、東海大の強みを出させないことに集中した、今シーズンいちばんの会心のゲーム」と話し、選手たちを称えた。

 9連覇を狙う帝京大は1月7日、大東文化大を下して19年ぶりの決勝進出を決めた明治大と、大学日本一の座をかけて秩父宮ラグビー場で対戦する。

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