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郡山北工は東福岡に大敗も執念の1トライ! ノーシード報徳学園の快進撃続く


強豪の東福岡相手にトライを挙げ、大喜びする郡山北工の選手たち(撮影:宮原和也)

 3年連続3回目の出場となった第97回全国高校ラグビー大会で花園初得点&初勝利を遂げ、土佐塾(高知)との2回戦は試合終了間際に追いつき抽選で3回戦進出となった郡山北工業(福島)は、優勝候補の東福岡(福岡)に挑み、5−101と完敗した。
 東福岡は開始1分、ブレイクダウンのターンオーバーからCTB原口虎太郎が先制したのを皮切りに、パワー、スピード、スキルで圧倒して計15トライ。
 郡山北工は果敢にタックルを挑み、足もとに食い下がり、突破されても、外を振り切られても追走してあきらめなかった。
 郡山北工は前半26分、FWを中心に13フェイズを重ねてゴールに迫ったが、ブレイクダウンでターンオーバーされ得点ならず。後半6分には敵陣22メートルライン内のラインアウトからモールドライブを試みたが、屈強なモスグリーンの前王者を後退させることはできなかった。25フェイズ重ねたシーンもあったが、分厚い壁は崩せない。
 しかし、100失点してもチャレンジャーの心は折れず、渾身の力をふりしぼり、試合終了間際、ゴール前でPKを得るとガツンと前へ当たり、ピック&ゴーの連続から3年生のPR伊藤秀が執念でライン上にボールを押さえ、トライを獲得。大敗したものの、未来につながる勇ましきビッグチャレンジだった。

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中部大春日丘の間を割る報徳学園(撮影:牛島寿人)

 Bシードの御所実業(奈良)を倒して元日の花園に立った報徳学園(兵庫)が、東海王者の中部大春日丘(愛知)も12−5で下し、3年ぶりに花園でベスト8入りを果たした。
 報徳学園はキックオフボールを確保したU17日本代表のLO福西隼杜がビッグゲインでチャンスを作り、バックス展開からWTB清水海斗がゴールに持ち込み、開始30秒も経たぬ間のノーホイッスルトライで先制した。
 流れを変えたい中部大春日丘は6分、敵陣10メートルライン左でのスクラムから右へ大きく展開してオーバーラップとなり、切り込んだFB大籔洸太からWTB石本智一副将に渡ってトライが生まれ、5点を返した。
 しかし報徳学園は17分、敵陣22メートルライン付近の右から左へ大きくボールを動かし、WTB清水が3人のタックラーを振り切って左隅にフィニッシュし、貴重な5点を追加した。
 12−5で迎えた後半の6分、報徳学園はSO森元翔紀の力走で敵陣深くに入り、相手に反則があってゴール前ラインアウトからのプレー再開で17フェイズを重ねたが、追加点獲得ならず。その後もゴールに迫り連続で攻めたが、初の準々決勝進出を目指す中部大春日丘は耐えてトライを許さなかった。
 7点を追う春日丘は後半21分、ターンオーバーから果敢に攻め、敵陣10メートルラインでボールをもらったFB大籔が防御網を切り裂いてゴール前5メートルまで迫ったが、リサイクル後、突進を試みたHO金子隼に対し報徳学園のHO山口颯が強烈なタックルを決め落球させた。春日丘は25分に敵陣22メートルライン内でラインアウトのチャンスだったが、乱れ、好機を逃す。
 そしてスコアは変わらぬままノーサイドの笛が鳴り、報徳学園が歓喜の瞬間を迎えた。

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