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新監督は「話す順が変わっただけ」。国学院久我山、2季ぶり花園へ自然体。


東京都第2地区を制して花園行きを決めた国学院久我山高校(撮影:長尾亜紀)

 国学院久我山が、2大会ぶり41回目の全国高校ラグビー大会出場を決めた。

 11月12日、東京・江戸川陸上競技場での東京第2地区予選決勝で東京を29−5で撃破。今年度着任の土屋謙太郎監督は「まだまだ伸びしろのあるチームだと思う」と、さらなる成長を誓った。

 全国優勝5回の古豪は、この日、前半のほとんどを敵陣でプレー。ミスを重ねながらも着実に加点し、ハーフタイムの時点で19−0と主導権を握った。SOの中楠一期、CTBの阿部直孝、大崎哲徳というフロントスリーの仕掛けが冴え、WTBの槇瑛人が2トライとフィニッシャーの仕事を全うした。

 後半は、槇と逆側のWTBである衣笠竜世が2度トライラインを駆ける。試合終盤は昨季全国8強の東京にペースを握られたが、5失点で切り抜けた。

「両CTBが縦に強く行けて、外側にはスピードランナーがいる。FWも比較的パス能力があるので、ポジションにこだわらずにライン攻撃を…。いい面を出せるようにと意識してきたつもりです」

 こう語るのは中等部でも教える土屋監督。今季から高等部の指揮も執ることとなったいま、ずっと見守ってきた教え子の特徴をフル出力したいという。前監督の竹内伸光部長からバトンを受け継いだ背景などを聞かれ、いまの立ち位置をこう説明する。

「ラグビーでも中高一貫の流れで。部員数も、中学から上がってきた選手が(外部からの選手と比べ)2:1くらいの割合でいます。中学での流れを大事にしながら、高校から入った選手と融合させて強いチームを作れたら…と。大石(康太主将)も、僕が見ていた中学でも主将をやっていた。だから(体制が)変わっても彼らが戸惑うことはなかったと思います。僕自身も去年まで(高等部の)コーチをしていましたので、ミーティングでしゃべる順番が変わったかな、くらいです」

 7月初旬から決勝戦の約1週間前まで、グラウンドの改修工事が重なった。平日は約20メートル四方の狭いスペースでの練習を余儀なくされたが、指揮官いわく「逆に、そこで身体づくり、1対1を意識。それが彼らの成長につながった気がしないでもないです」。この先は新しい人工芝グラウンドが使えるとあって、あまり手をつけられなかった攻防の連携に時間が割けそうだ。

 全国大会は12月27日から、大阪・東大阪花園ラグビー場で開かれる。昨季、一昨季は8強中それぞれ6、7チームが西日本勢だったなか、東の名門の新指揮官は現実を把握したうえで頂点を目指す。

「客観的に見たら、西のトップに挑めるかと言ったらまだまだ。逆に、伸びしろがあると期待をしている。やる以上は上を目指さないと甲斐もないですし、相手にも失礼。花園の上のレベルで勝負できるように…」

(文:向 風見也)

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