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東福岡が最多得点、無失点で花園出場決める。14年ぶり決勝進出の小倉は完敗


小倉のタックラーを振り切る東福岡のNO8福井翔大キャプテン(撮影:高山展誉)

 昨年度の日本一を含め、過去10年間で全国高校ラグビー大会を6回制している東福岡高校が、18年連続28回目の花園出場を決めた。
 11月11日、ミクニワールドスタジアム北九州で第97回全国高校ラグビー大会の福岡県予選決勝がおこなわれ、東福岡高校が県立小倉高校を94−0と圧倒した。福岡県予選決勝での最多得点記録更新となったが、藤田雄一郎監督は「何本トライを取ろうが、ゼロで抑えたことが良かった。ディフェンスは夏から特に鍛えてきた。まだ個々に任せているところがあるので、これから整備していきたい」と花園連覇を見据える。

 東福岡はキックオフレシーブからボールを大きく動かし、前半1分、右サイドをつないでWTB堀田南雄斗がゴールへ駆け抜け先制した。3分にも自陣深くから回してFB稲吉渓太がビッグゲイン、CTB久保田直之につないで連続トライとなった。
 14年ぶりの決勝進出となった小倉は、激しいタックルの連続でホームの大応援団を沸かせたが、最強のモスグリーン軍団は簡単には流れを変えさせない。小倉は23分、FWのパワープレーでゴールに迫るも、東福岡はブレイクダウンでターンオーバーし、カウンターでWTB焼山功雅が走り切り点差を広げた。
 最後まで懸命に食らいついた小倉だが、ボール保有率が高かった東福岡はテンポの速いラグビーで圧倒、結局、14トライを挙げた。

 小倉の山口龍慶キャプテン(HO)は、「ゴール前で寄りが遅れてターンオーバーされたり、ラインアウトでも、決まればゲインできていたかもしれないところでノックオンしたりと、ミスはありましたが、アタックもディフェンスも精いっぱいやりました」とチャレンジを振り返る。
 14年前(2003年度大会)は決勝で東福岡と24−24で引き分け同点優勝となり、トライ数で花園行きを逃していた。
「そのときのメンバーである山田さん(日本代表WTB山田章仁)も今日、観に来てくださったなかでの試合だったので、先輩たちの目の前で勝って、花園行きを決めたいという気持ちはありました。悔しいです。でもこの3年間、仲間たち、マネージャーさん、高野先生(高野進監督)と一緒にラグビーができて本当に楽しかったです。東福岡は非常に強かった。福岡県代表として、その強さを全国大会でも発揮して勝ってほしいです」

 ミクニワールドスタジアム北九州で決勝を観戦したのは約4,000人。地元・小倉高校への声援が圧倒的に大きかった。東福岡の藤田監督は、「花園で東海大仰星、御所実、京都成章と対戦したときと同じくらいアウェイでした。そのなかで、選手たちはしっかり自分をコントロールしてやってくれました」と試合を振り返る。
 3冠を遂げた昨年度のチームの方がレベルは上だというが、「まとまりは今年の方がいい。あと、フィジカルに取り組む姿勢も。去年の花園を経験している選手も多いし、まだまだ伸びしろは大きいと思います。今年は全員がキープレーヤーです」と語った。

 そして、今年はU18、U20日本代表として国際舞台も経験してきた東福岡キャプテンのNO8福井翔大は、「自身のプレーはもちろんなんですけど、心の持ちようが成長してきたかなと思っています。僕は自分で考え込んでしまうところがあるし、本当に大丈夫かなと思うときもあったんですけど、仲間を信じるということが大事だなと思うようになりました」と語る。
 今年のチームの目標は、昨年度のチームを超えること。個々のディフェンス力はもともと高いが、組織的なディフェンスの成長にも手ごたえを感じている。さらに、ブレイクダウンで圧倒してテンポの速いラグビーを目指す。
「フィジカルファイトでは絶対負けない。そして、まだまだミスが多いので、細かいところを完璧にしたいです」
 福岡県予選を勝って、代表になった責任があると福井キャプテンは言った。レギュラーメンバーではないチームメイトへの感謝の思いもある。
「花園では圧倒的な勝利で恩返しをしたい。連覇はもちろん、圧倒的な連覇をしたいです」

 東福岡も出場を決めた第97回全国高校ラグビー大会は、東大阪市花園ラグビー場で12月27日に開幕する。

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福岡県予選を制した東福岡高校。花園でも頂点を狙う(撮影:RUGBY REPUBLIC)

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