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臙脂でも笑う。U17代表主将・小泉怜史、サクラの経験生かし早実を花園へ。

日韓中交流大会での小泉怜史。177cm、85s。(撮影/松本かおり)


 夏の日に得た経験が決戦で生きるだろうか。
 11月12日、江戸川区陸上競技場で花園の東京都第一地区予選決勝がおこなわれる。同決勝で対戦するのは目黒学院高校と早稲田実業高校。前者は専大附戦=99-8、成城学園戦=87-0、本郷戦=64-26と大勝続きでファイナリストとなり、後者は豊多摩にこそ87-3と大勝したものの、早大学院に15-5、東京朝高に19-17と苦戦して這い上がってきた。
 対照的な足どりを経て臨む大一番で、両校がどんなパフォーマンスを見せるか注目される。

 勝てば81年ぶりの全国舞台となる早実は、昨年も予選決勝まで駒を進めた。しかし東京高校に12-33と敗れ、花園への切符は手にできず。今年こそ、の思いは強い。
 同チームのSOとして活躍するのが2年生の小泉怜史(こいずみ・さとし)だ。今夏は日・韓・中ジュニア交流競技会を戦ったU17日本代表に選ばれ、主将も務めた。国際舞台を経験して得たものを明日の大勝負で披露したいところだ。

 韓国、中国のU18代表に完勝して優勝をつかんだ夏。小泉はサクラのジャージーを着て感じた。
「オン・ザ・ボールとオフ・ザ・ボール。オン・ザ・フィールドとオフ・ザ・フィールド。それぞれがリンクしている選手こそ理想で、このチームには普段からそれを実践できている人がいました。とても刺激を受けました」
 重責を負った戦いを「自分たちが負けるということは日本が負けるということ」と受け止め、そんなプレッシャーの中で結果を残した。メンタル面で大きく成長した時間だった。

 技術面でも成長した。浅野良太監督(國學院栃木)ら首脳陣の教えは基本を大切にしたものばかりで、チームと自身のベーシックを高めてくれた。
 たとえばKKライン。ブレイクダウンの際、「自分の肩(K)を相手のキンタマ(K)のラインに合わせ、ぶつけていく」(U17代表・野澤武史コーチ)考えで、ターゲットの芯を押し込む意識と技術が高まった。
「トップレベルのコーチングを受けて、自分たちのレベルも高まっていくのも感じました」
 教わったことを持ち帰り、自チームに還元したいと言った。

 5歳のときに相模原ラグビースクールでラグビーを始め、同スクールで中学3年までプレーを続けた。早大ラグビー部OBの父・剛(たけし)さんの影響もあり、「大学は早稲田」と思いを抱いていたから、せっかく受験を経て入学した桐光学園中を卒業した後、早稲田実業高校に進学した。
「チームが強くなっているという話も聞いていたので」
 WTBとして出場した日韓中交流大会のラストゲーム、中国戦では先制トライを挙げた。ブラインドサイドからオープン側に切れ込んでインゴールまで走り、「(オープン側の)5人でなく、6人で攻めることを意識していました」。ビッグゲームの大事な時間帯に結果を出した勝負強さ、積極差は、小泉の強みでもある。
 高校2年生にしてサクラを背負う体験をした男は、アカクロのプライドを胸に、花園への扉を開く。




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