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野口竜司のWTB起用は代表入りに含み? 東海大、先を見据えながらも3連勝


関東学院大戦で14番をつけてプレーした東海大の野口竜司(撮影:長尾亜紀)

 東海大は10月8日、現在2連覇中の関東大学リーグ戦1部で開幕3連勝を決めた。東京・秩父宮ラグビー場で関東学院大を69−7で制した。

 日本代表として今春組まれた7つのテストマッチに出場した野口竜司主将は、本来のFBではなくWTBでプレー。木村季由監督は、起用理由について「いろいろと試してみたい」と含みを持たせていた。

 勝って反省との格好だった。7−0とリードして迎えた前半14分には、敵陣22メートルエリアで右大外へ振ったパスをインターセプトされた。そのまま走られてスコアは同点となり、逆側にいた野口主将はこう振り返るほかなかった。

「相手のディフェンスが(接点側からタッチライン際へ)流してきていて、それに対してもっと(縦に)仕掛けようという話をしていたのですが、修正しきれないままでした」

 個々のフィジカリティで優勢に立ち前半を26−7で折り返し、後半もモールや密集近辺でのダイレクトプレーなどによって7トライを奪取。それでも初の大学日本一を目指すとあって、LOの川瀬大輝は厳しく総括した。

「最初にトライを取った後に自分たちに甘えが出てしまった。ここは修正しなきゃいけないです」
 
 木村監督は「10月はチャレンジする時期。層を厚くしたいというもの(思い)もある」。野口主将がコンバートしたのもその一環だとし、普段と異なる位置に入った本人は「外(WTB)から見える感覚はFBと違って、『今度FBに入ったらもっとこうしたい』と感じるものもあった」と振り返った。

 春先の代表活動や9月の教育実習で、長らくチームを離脱。10月下旬から5週間ある日本代表ツアーでも、招集が期待されているようだ。

 野口主将の教員免許取得には、11月の授業出席が不可欠だ。そのため同大教授でもある指揮官は、日本協会側へ帯同期間を短縮させるなどの折衷案を提示。その一方で、リーグ戦終盤を野口不在で挑むことも想定している。

 この日はWTBのアタアタ・モエアキオラを最後尾のFBに配し、野口とともにプレーさせるなかで経験値を積ませた。自慢の突破力で今季のサンウルブズ(スーパーラグビーの日本チーム)入りを果たしたモエアキオラは、「疲れている時に、いままで竜司がやっていたような声出し(全体への指示)ができなかった」と反省点を見出していた。

 21日に拓大戦(東京・町田市立陸上競技場)を予定している東海大は、日本代表の活動期間中には29日の中大戦(秩父宮)、11月18日の大東大戦(東京・江戸川陸上競技場)、26日の流経大戦(秩父宮)の計3試合を控えている。当該の対戦相手は前年度の2〜4位のチームとなる。

 野口は「学校との兼ね合いもあって、目の前のチャンスを手放したくないという気持ちもあって…」と、代表活動の参加への揺れる胸中を告白。在学中の教員免許取得が望ましいとされるなか、どんな最終決定が下るだろうか。
(文:向 風見也)

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