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TOP14の注目チームを徹底解説!

<TOP14の注目チームを元日本代表・大西将太郎さんが徹底解説!>

 8月26日、ラグビー フランスリーグ TOP14の2017-18シーズンがいよいよ開幕する。昨シーズンの決勝では抜群の安定感を誇ったクレルモン・オーヴェルニュが、銀河系軍団のRCトゥーロンを破り優勝した。
 開幕を目前に控えた今回は、今シーズンの注目チームについて、解説者の元日本代表・大西将太郎氏に例えを用いて各チームを独自の視点で語ってもらった。昨シーズンを制したあのチーム、大躍進した意外なチームの注目ポイントとは?

■大西将太郎の注目チーム@
クレルモン・オーヴェルニュ(昨シーズンリーグ戦2位/プレーオフ優勝)

昨シーズン、最後まで息の抜けない死闘を制したクレルモン・オーヴェルニュ。クレルモン=フェランを本拠地とする伝統あるチームで、昨シーズンの優勝がチーム史上2度目の戴冠となった。

「クレルモン・オーヴェルニュは言わばラグビー界の”バルセロナ”です。ユース世代から育成、強化を積み重ね、フランス代表選手も数多く輩出しているチームですね。今季はスコットランド代表のキャプテン、SH(スクラムハーフ)グレイグ・レイドローが加入しました。これまで活躍してきたSHモルガン・パラ(フランス)とどのように使い分けていくのか注目です。
 他チームが積極的に戦力補強する中、クレルモンはメンバーの変更があまりありません。育てた選手を信頼しきっています。ただ今シーズンも同じようなラグビーをするのではなく、何かエッセンスを加えた新しいクレルモンの姿に期待しています」

©Getty Images


■大西将太郎の注目チームA
RCトゥーロン(昨シーズンリーグ戦4位/プレーオフ準優勝)

豊富な資金力を武器に、北半球・南半球を問わず世界中のスター選手が集結した名門チーム。2シーズン連続で決勝に進出したが、いずれも涙をのんだ。今シーズンは4シーズンぶり5度目の優勝を狙う。

「RCトゥーロンは、レアル・マドリードのように世界中のスター選手を集めた“銀河系軍団”です。個が優れたチームで、組織として機能すれば誰にも止められない集団になります。波の大きい昨シーズンでしたが、安定したプレーができれば優勝に一番近いチームになると予想しています。
 今シーズンはニュージーランド代表のCTB(センター)マラカイ・フェキトアが入りました。13番として12番のマア・ノヌー(ニュージーランド)とコンビを組むのか、マチュー・バスタロー(フランス)らとどう併用するのかが見どころです。トゥールーズから移籍してきたSO(スタンドオフ)ルーク・マカリスター(ニュージーランド)がタレント集団をどうコントロールしていくのかにも注目です」

■大西将太郎の注目チームB
ラ・ロシェル(昨シーズンリーグ戦1位・プレーオフ準決勝敗退)

昨シーズン17勝6敗3分け、勝ち点85と圧倒的な成績でリーグ戦を1位通過した伏兵。勢いそのままに優勝を目指したが準決勝でRCトゥーロンに惜敗。今シーズンはその雪辱を誓う。

「一言で表すと“ひたむき”なチームです。昨シーズンは予想外の好成績でしたが、全員がまじめに、がむしゃらにプレーし続けた結果なので、今シーズンはその成績がフロックではなかったことを証明する1年になるでしょう。
 注目選手はNO8(ナンバーエイト)ヴィクター・ヴィト(ニュージーランド)とWTB(ウイング)ガブリエル・ラクロア(フランス)。ラクロアは日本人ぐらいのサイズ(171センチ、80キロ)ですがトライを量産しています。新加入のニュージーランド代表経験者、SHタウェラ・カーバーローがチームと噛み合えば優勝の可能性も出てきます」

■大西将太郎の注目チームC
モンペリエ(昨シーズンリーグ戦3位・プレーオフ準々決勝敗退)

昨シーズンはリーグ戦を3位で通過した強豪。過去リーグ準優勝わずか1回という最高成績を更新することが期待されたが、プレーオフ準々決勝で敗退。補強と新体制で開花を目指す。

「ニュージーランド出身でスコットランド代表を率いていたヴァーン・コッター氏がヘッドコーチに就任しました。南半球出身の選手も数多く在籍しています。よくボールが動き、選手全員のトータルのスキルが高い“南半球スタイル”のチームです。
 WTBネマニ・ナンドロ(フィジー)、SO/CTBフランソワ・ステイン(南アフリカ)ら有力選手が残る中、まず注目したいのはニュージーランドのチーフスから新加入のSOアーロン・クルーデンです。そして一番の注目は、フランス代表で必ずトップのワークレート(仕事量)を叩き出すNO8ルイ・ピカモール。彼が活躍すれば自ずと優勝も近づくと思います」

写真:アフロ

■大西将太郎の注目チームD
ラシン92(昨シーズンリーグ戦6位・プレーオフ準決勝敗退)

2015-16シーズン覇者で、花の都をホームとする言わずと知れた名門。昨シーズンはスタッド・フランセとの合併問題(最終的に解消)を乗り越え6位に入ったが、連覇はならなかった。

「パリを本拠地に、泥臭いというよりはスマートなラグビーをする、言わば“スタイリッシュ”なチームです。昨シーズンなかなか調子が上がらなかったのはSOダン・カーター(ニュージーランド)の好不調の波が原因です。彼のプレーが安定すれば自ずとチームの成績も安定するでしょう。
 今シーズンはセブンズ(7人制ラグビー)に専念していたWTBヴィリミ・ヴァカタワ(フランス)が入りました。WTBジョー・ロコゾコ(ニュージーランド)、WTBフアン・イモフ(アルゼンチン)といった強力なバックス陣をどう生かすかはカーターの手腕にかかっています」

■大西将太郎の注目チームE
トゥールーズ(昨シーズンリーグ戦12位)

リーグ優勝、最多の19回を誇るフランスラグビー界の重鎮。5シーズンぶりの優勝を目指した昨シーズンだったが12位に終わった。今シーズンこそ人気と戦力に伴う成績を残したい。

「日本のプロ野球で言う“巨人”のようなチームです。長年フランスリーグ TOP14を引っ張ってきた人気、実力、資金力のあるチームですが、昨シーズンは低迷。復活が待たれます。
 SOルーク・マカリスター(ニュージーランド)がRCトゥーロンへ移籍したのは大きなロスですが、フォワードではニュージーランド代表のPR(プロップ)チャーリー・ファウムイナが入りました。スクラムでその後ろに付くスコットランド代表のLO(ロック)リッチー・グレイらとともにセットピースの強さを前面に出したいですね」

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 昨シーズンを制したクレルモン・オーヴェルニュは世界的名手グレイグ・レイドローを加え、決勝で涙を飲んだRCトゥーロンはルーク・マカリスターやマラカイ・フェキトアらニュージーランド代表経験者をさらに迎え入れた。その他のチームも含め、リーグ内だけでなく国際的な移籍があり、またチームによってはコーチ陣の刷新によって、各チーム万全の体制で開幕を迎えることになる。

 世界最高峰リーグらしい各チームの豪華な戦力補強は吉と出るか、凶と出るか。昨シーズン好調を維持したチームはその勢いを引き継げるのか。ラ・ロシェルのように下馬評を覆し大きく飛躍するチームは現れるのか──。見どころは枚挙にいとまがない。

 今シーズンも楽しみが尽きないTOP14は、開幕節から見逃せない戦いの連続となりそうだ。


◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

★「ラグビー フランスリーグ TOP14」
ラグビー世界最高峰のプロリーグ「TOP14」の新シーズンは8/26(土)、27(日)開幕!
上位チームの試合を中心に毎節2試合放送! (第1節は2試合無料放送)

第1節:
ボルドー・べグルvsクレルモン・オーヴェルニュ 8/26(土)深夜3:30〜 [WOWOWライブ]
 ※生中継
RCトゥーロンvsポー 8/27(日)夜11:45〜 [WOWOWライブ] ※生中継

第2節:
スタッド・フランセvsラ・ロシェル 9/2(土)深夜1:15〜 [WOWOWプライム]
※9/2(土)夜11:40〜 WOWOWメンバーズオンデマンドで先行ライブ配信
クレルモン・オーヴェルニュvsRCトゥーロン 9/3(日)夜11:45〜 [WOWOWプライム]
※生中継

■詳しくは、WOWOWラグビーオフィシャルサイトをチェック!

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