女子

我慢が足りず。覚悟が足りず。サクラフィフティーン、敗れた豪州戦を語る。

ダブルタックルで必死に止め続けるも、我慢しきれず…。


「勝ちきれなかった」「我慢が足りなかった」−−。ヘッドコーチも、キャプテンも、選手も、口をそろえた。勝てば目標の8強入りが実現したはずだった。
 8月17日(現地時間)のプール最終戦。対戦相手のワラルーズ(女子オーストラリア代表)は、決して、ワラビーズの女子版と言えるチームではない。洗練された組織アタックをみせる男子たちと違い、個々の強さをシンプルに前面に出してきた。齊藤聖奈キャプテンは「予想はしていたが、自分たちの覚悟が足りなかった」と悔やんだ。

 逆転されたアイルランド戦の後半は点差を守ることに意識がいき、簡単にトライを取ろうと攻め急いでしまった。一方、この試合の前半はフィジカルが強い相手のプレッシャーに我慢を忘れた。有水剛志ヘッドコーチも「闘う覚悟がないと、我慢はできない」。
 ボールをつなぎ続ける我慢のアタックをするために、まずは相手陣に入る。そのために中盤では早いフェーズから戦術的なキックを使い、ディフェンスでは低いタックルやダブルタックルで大型選手を止め続ける。そんなゲームプランは前半から少しずつ綻びていた。司令塔の山本実は「意図した試合の組み立てができたのは50%ぐらい」と振り返る。せっかく好機を作りながらミスで攻めきれない。そんなシーンが続き、自滅しかけていると感じたという。

 後半11分にSH津久井萌からのパスを受けて独走トライを奪った黒木理帆は、前半もスクラムからビッグゲインしている。「ブラインドWTBが入ってくるのをおとりに、貰う瞬間にずらした」。相手の組織ディフェンスのレベルは決して高くなかっただけに、意図したアタックができれば好機を作れたはずだった。
 しかし、相手のプレッシャー、そして、繰り返したタックルのダメージで、せっかくのアタックの場面でラインを深く保つ余裕がなくなった。それが前半36分の絶好機でのミスからの失点につながった。

 後半になると、近場のアタックを繰り返すようになった相手の重みや強さに、低くタックルしても倒して切れなくなる。山本は「オーストラリア選手を止め続けるのは(身体に)効きました。向こうの『個の強さ』にやられました」。ハーフの位置からブレイクダウンを見ていた津久井も「絡めたと思っても、相手のオーバーが強くて取れないということが多かった」という。

 8強入りを逃した日本は22日に舞台をベルファストに移して9位決定戦でイタリアと対戦する。齊藤キャプテンは「順位決定戦では、少しでも8位に近い成績を挙げられるよう頑張ります」と話した。




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