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トップリーグは「全部出たい」。クボタ立川理道、試験的ルールに対応誓う。


プレスカンファレンスで意気込みを語るクボタスピアーズの立川理道主将(撮影:松本かおり)

 国際リーグのスーパーラグビーに日本からサンウルブズが参戦してから、国内のトップリーグと掛け持ちをする日本代表格の試合出場数の調整が求められるようになった。協会内でも「ウェルフェア」という言葉が躍り始めて久しいなか、この人は国内でもフル回転を誓った。

「今年の春はそんなに出ていないですし、トップリーグの試合は全部出る予定です」

 立川理道。日本代表で主将を務める27歳だ。8月19日には、クボタの主将として国内トップリーグの開幕節を迎える。

 日本代表が6月に挑んだ3つのテストマッチを怪我で欠場するなど、2月から7月にかけては計4試合の出場に終わっている(日本代表として1試合、サンウルブズとして開幕前試合を含め3試合)。それだけに、前年度まで2季連続で16チーム中12位に終わったクボタでのフル回転を誓う。

「クボタも、代表選手の代わりに出る選手が代表選手というほど選手層が厚いチームではないですし、しっかり出続けて、いいパフォーマンスをしていきたいと思います」

 昨季は、初めて社会人チームでの主将を務めた。その経験も生かしたい。

「大変なのは理解していたのですが、毎試合プレッシャーもありますし、チームメイトにかける言葉も考えないといけない。毎練習へのフィードバックをヘッドコーチと一緒に考えていくことも多い。メンタルで疲れるということは感じました。今季は2週間前にチームに合流しましたけど、(昨季は)チームに対して伝えていけることがもっとあったと思います。チームがよくなるために自分がよくならないといけない。そこはしっかりとしていきたいです」

 今季のトップリーグで注目されるのは、国内では今年8月から採用される試験的ルールの影響である。日本ラグビー協会のホームページに載った訳文によれば、「タックラーは、ボールをプレーする前に、一度立ち上がらなければならず、また、タックルゲートの自陣側からプレーしなければならない」とのことだ。

 タックルゲートとは、接点を囲む一辺1〜2メートル程度の仮想の正方形。今度の一文が加わることで、タックル後に起立したばかりの選手のジャッカル(相手ボールへ絡むプレー)がより反則と見なされやすくなりそうだ。

 インサイドCTBながらジャッカルを得意とする身長180センチ、体重95キロの立川は、今回の変更をどう捉えているのだろうか。

 そう問われると、自らのスタイルは変えないまでも、ボールを奪いにかかるかどうかの判断力に磨きをかけたいと答えた。

「ラックのなかでのファイトは(全体的に)減っていくのかなという印象はあります。僕らとしても、そういうところでの規律をしっかりと意識したい。特に開幕戦はレフリーも厳しく見ると思うので、気をつけながらプレーしていきたい。無理することなく、いけると思った判断の上で(ジャッカルを)やってきたい」

 注目の初戦では、東京・秩父宮ラグビー場でパナソニックとぶつかる。一昨季まで3連覇を果たした強豪が相手だ。

 日本代表では2013年にウェールズ代表、2015年に南アフリカ代表と格上を撃破した際にキーマンだった立川は、「ラックでファイトするのが好きな選手は、向こうの方が多い印象。その意味では、(今回のルールは)僕らにとってはよかった。しっかりと規律を守る。大差で勝つことはないと思うので、接戦を勝てるようにしたい」。いまの自分たちにとっての最善策を実行すべく、正しく準備する。
(文:向 風見也)

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