セブンズ

鉱山でなくピッチで「金」を。セブンズ候補、ジェイデン・トア・マックスウェル。

人に強い走りが魅力のジェイデン・トア・マックスウェル。
(撮影/松本かおり)


 漢字も使ってツイッターに書き込む。流暢に日本語を話す。ニュージーランドからやって来た白鴎大学(関東大学リーグ戦2部)の4年生だ。
 7月24日から8月2日までおこなわれてい男子セブンズ・デベロップメント・スコッド(以下、SDS))キャンプ。ジェイデン・トア・マックスウェルは、そこにいた。父・ターリさんにはマオリの血、母・トアさんにはトンガの血が流れる。

 HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ 2016-2017のドバイ大会に出場した好ランナー。デルワース高校を卒業後は、アメリカンフットボール選手として日大に在籍したこともある。スポーツはなんでも得意なアスリート。PSIコストカッツを経て、白鴎大に入学。今年4年生になった。チーム関係者は「セブンス代表に選ばれてから、自信とリーダーシップが上がった」と言う。
「セブンズ代表に選ばれるなんて。日本に来てよかった。この先、帰化のチャンスがあればそうしたい。オリンピックを目指したいです」

 日本語は独学でうまくなった。来日時は思うように話せず、周囲に意思が伝わらなかったからフラストレーションがたまったけれど、尻込みすることなく仲間に話しかけると同時に、机に向かって勉強も重ねた。まずは基礎を固めた。
 そこから先は、日本人の彼女ができてから急速に高まった。年上でバイリンガル。この国での生活を快適にしてくれた恩人でもある。

 実は、日本に来る気はなかった。
 高校卒業時に目指したのはオーストラリア西部のパース。鉱山で金を採掘する仕事に就き、それを続けようと思っていた。
 スーパーラグビー、ハリケーンズで活躍中のCTBヴィンス・アソは同い年で、高校NZ代表の座を争ったライバル。しかし、いつもその陰に隠れていたジェイデンは、代表レベルに近いとは言っても、ラグビーの世界では食べていけない人たちを何人も見ていたから別の道へ足を踏み出そうと考えていた。
「親戚も同様の仕事をやっていましたから。だけど、日本に行けて、スポーツもやれる、奨学金も、という話があったから手をあげたんです」
 ミッドフィールダーらしい、的確な判断だった。

 日本のトップレベルでプレーを続け、五輪へ出る。
 ゴールドを追い求めることには違いはないが、舞台は鉱山からピッチへ。傍らに楕円球があるのが嬉しい。




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