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スーパーラグビーからチーターズとキングズの除外が決定! 欧州大会参戦か


5月、地元でハイランダーズに惜敗したあとのチーターズ選手たち(Photo: Getty Images)

 来年のスーパーラグビーから除外される南アフリカのチームは、チーターズとキングズに決まった。7月7日、南アラグビー協会が臨時会議を開き、正式に発表された。
 今年4月9日、スーパーラグビーを運営するSANZAAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの合同組織)が、現在の18チームから3チーム削減して2018年から15チーム参加の大会に再編すると発表。除外対象は南アフリカ(2チーム)とオーストラリア(1チーム)で、どのチームを外すかは当該国の協会に一任されていた。

 オーストラリアラグビー協会は、どのチームをカットするかはまだ決定していない。

 チーターズとキングズは下位に低迷するシーズンが多く、集客面でも苦戦し、財政難は長年の課題となっている。チーターズは2020年までスーパーラグビーに参加する契約を結んでいたため財政上の解決を必要としていたが、南ア協会と和解に至った。

 チーターズとキングズは別の国際大会参加を模索することを許され、来季は、ヨーロッパのプロ12(アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのクラブ・地方代表が集まったプロリーグ)に参戦するのではないかと複数メディアが伝えている。

 フリーステート州(ブルームフォンテイン)を本拠地とするチーターズは、1997年にフリーステートとしてスーパーラグビーに初参戦し、その後、ライオンズなどと合同でキャッツというスーパークラブを結成していたこともある。大会が14チーム参加に再編された2006年に単独チームのチーターズとして復帰。
 かつては、PRオス・デュラント、FLジュアン・スミス(現 トヨタ自動車)など世界的な名選手が在籍し、現在ブルズでプレーしている前南ア代表主将のHOアドリアーン・ストラウスやLOルード・デヤハー、FLハインリッヒ・ブルソー(現 NTTドコモ)、FLピーター・ラブスカフニ(現 クボタ)、SOヨハン・フーセン、FBウィリー・ルルーなどのスターがいた2013年には初のプレーオフ進出を果たした。
 現在は南アフリカ代表のWTBレイモンド・ルール、FLオウパ・モホジェ、CTBフランソワ・フェンター、FLウザイア・カシームのほか、PRオクス・ンチェ、WTBセルジール・ピーターセンなど才能豊かな若手も多く在籍しており、彼らの去就が注目される。

 キングズは、「黒人ラグビーの発展と黒人社会におけるラグビー人気の拡大」を訴える政治的な後押しもあり、2009年、東ケープ州(ポートエリザベス)に誕生。南ア第6のチームとして、2013年に念願のスーパーラグビー新規参入を果たした。その後、降格も経験したが、18チーム参加の大会に拡張した2016年に復帰。
 当初は大敗することも多く、スーパーラグビーのレベルからほど遠いと言われていたが、今年はサンウルブズ、ワラターズ、レベルズ、ジャガーズだけでなく、名門のシャークスも倒して5勝を挙げている。
 しかし、スーパーラグビーからの除外が決まったことで有能選手の流出が予想され、6月の南アA代表に選出されたFLクリス・クルータは、今シーズンをもってキングズを退団しアイルランドのマンスターに移籍することが発表された。

 来年のスーパーラグビーは日本のサンウルブズを含む15チームでおこなわれ、サンウルブズはオーストラリアの4チームと一緒のカンファレンスに入る。ニュージーランド・カンファレンスはブルーズ、チーフス、ハリケーンズ、クルセイダーズ、ハイランダーズの5チーム。南アフリカ・カンファレンスは、同国のブルズ、ライオンズ、シャークス、ストーマーズに加え、アルゼンチンのジャガーズが入る。

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キングズ司令塔のライオネル・クロニエ。彼はトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入する
(Photo: Getty Images)

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