女子

NZの指導者も感服。國學院栃木、ワールドユース女子セブンズで堂々の準優勝


ワールドユース女子セブンズで優勝したNZの高校と準優勝・國學院栃木の選手たち(撮影:Hiroaki.UENO)

 ニュージーランドは他とはレベルが違う?
「まったく思わない。確かにラグビーに対する情熱と誇りはよそより強いかもしれないけれど、世界各国もどんどん成長してきている。日本のラグビーは本当にすばらしい。彼女たちがそれを証明してくれたじゃないですか」

 彼女たちとは、國學院大學栃木高校の選手たちだ。4月28、29日の2日間、福岡・グローバルアリーナでおこなわれた「サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2017」の女子セブンズで、國學院栃木は準優勝した。ニュージーランドのセントマリーズ カレッジに22−26で惜敗し、今春の全国高校選抜大会初優勝に続く2冠目獲得とはならなかったが、ラグビー王国のチームを率いたトゥガ・マティヴァ監督を驚かせた。

 予選リーグで対戦したときは20−31で敗れていた國學院栃木。
 やり返そうと、気迫に満ち溢れた決勝では、身長180センチ近くの選手を3人そろえるニュージーランドに低いタックルで何度も突き刺さった。オフロードでつながれトライを奪われることもあったが、7−19で迎えた後半2分には小西想羅のビッグゲインを機に次々とサポートがついて田中笑伊がトライ。リスタート直後、相手にプレッシャーをかけて落球させ、勢いが増した國學院栃木はさらに4分、つないで松田凜日がゴールに持ち込み、2点差に迫った。終盤、ニュージーランドのキャプテンにキックを巧く使われ60メートル独走を許し、勝負を決められてしまったが、最後は再び松田のトライで締めくくり、スタンドから大きな拍手を浴びた。

 セブンズの試合では12人登録できるが、國學院栃木は4月に入部したばかりの新入生3人を含む11人で2日間の5試合を戦った。選抜大会で優勝したときは、大会規定の10人をそろえるために柔道部から2人を借りて、内海春菜子キャプテンは痛めていた膝が万全の状態ではなかったため実質7.5人でプレーしたようなものだったから、「半分選手を交代させることができる。リザーブに4人いるだけでも、すごく彼女たちは楽だったと思う」と吉岡肇監督は話す。「ふだん、男子と一緒に練習して、高いレベルのスピードやパワーを体感できる環境のなかで鍛えられているから、タフですよ。セブンズは、気持ちがあっても体が動かないこともあるハードなスポーツですけど、國學院栃木の選手は最後までよく足が動いた。必死にやるし、つなぐし…。私は男子も30年近く指導してますが、彼女たちは感動的なゲームをしてくれる」

 内海キャプテンは表彰式のあと、悔しさをにじませながらも表情は明るかった。「NZの大きさとパワー、スピードにやられてしまったんですけど、自分たちがやりたかったフォローとかは通用できたので、大きな自信になると思います」。もっともっと成長したい。「海外のチームと対戦できるこの大会で、課題はいっぱい見つかったんですけど、学べたこともたくさんあります。すばらしい経験をさせてもらいました。これから先のラグビーにつなげていきたいです」

3

3位決定戦を制したのは男子の応援を受けたイングランドのハートプリーカレッジ(撮影:Hiroaki.UENO)

5

福岡レディースを振り切るラガール-7の平野優芽(撮影:Hiroaki.UENO)

7

追手門学院高校は香港スポーツスクールに敗れ8位(撮影:Hiroaki.UENO)


<サニックス ワールドユース交流大会2017 女子セブンズ>

▽準決勝
・セントマリーズ カレッジ(NZ) 24−10 ハートプリー カレッジ(イングランド)
・國學院大學栃木高校(栃木) 21−5 アランモア カソリックカレッジ(豪州)

▼決勝
・セントマリーズ カレッジ 26−22 國學院大學栃木高校

▼3・4位決定戦
・ハートプリー カレッジ 22−0 アランモア カソリックカレッジ

▽5〜8位トーナメント
・福岡レディース(福岡) 41−7 追手門学院高校(大阪)
・ラガール-7(東京) 26−12 香港スポーツスクール(香港)

▼5・6位決定戦
・ラガール-7 28−21 福岡レディース

▼7・8位決定戦
・香港スポーツスクール 17−7 追手門学院高校

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