国内

サウマキ、小山のいない大東大。青柳監督改めて「アタックよりディフェンス」


2017年度の大東文化大をけん引する河野良太キャプテン(撮影:福島宏治)

 青柳勝彦監督体制5季目となる大東大が、いま、転換期を迎えている。

 一時は日本代表候補となったWTBのホセア・サウマキ(キヤノン)、日本代表予備軍にあたるナショナル・デベロップメントスコッドに入ったSHの小山大輝(パナソニック)ら、1年時からレギュラーだった主力の多くが昨季限りで卒業した。戦力が刷新されるなか、改めて堅実な守りを見直すという。

 4月9日、東京・秩父宮ラグビー場。関東圏を中心とした16校の大学が7人制ラグビーで頂点を争う、第18回東日本大学セブンズ大会に参加した。3年生のアマト・ファカタヴァらが攻守でインパクトを示したが、チャンピオンシップ準決勝で敗退する。

 最後の一戦では、優勝する明大に0−24とシャットアウトされた。敵をバインドしないビッグタックルでシンビンを喫するなど、複数の反則で相手にチャンスを与えた。三洋電機、パナソニックでストレングス部門のコーチをしていた青柳監督は、「規律」に敗因を見た。

「規律を守っていない、ということです。タックルの時はグリップしろ(相手を掴め)、高く行くなと言っているけど、どうしてもグリップができていない。そこでペナルティをもらって人数が減って…。規律を守らないと自滅してしまう。細かいことを意識しないとだめですね。練習でも再認識させます」

 一昨季は16大会ぶりに大学選手権4強入り。ただ今季は、前年度までチームを支えた面子が揃って抜けた。学生ラグビーでは避けられない選手の卒業が、今季の大東大の注目点となっている。

 もっとも青柳監督は、前だけを見る。防御で身体を張るFW陣では、FLの河野良太主将ら以前からの主力クラスが残る。それだけに指揮官は、個々の下働きに目を光らせる。今回の「規律」という課題を改善し、献身的な組織防御を作り上げたいという。

「アタックよりもディフェンスを強化する。セットプレーをしっかり安定させて、ディフェンスで点を取られなければ…なんとかなる」

 新人は多士済々。トンガ人のシオペ・タヴォロロは、ニュージーランドのウェズレイカレッジからやって来たアウトサイドBKだ。身長189センチ、体重100キロと恵まれたサイズを誇り、スピードも魅力だ。奈良・御所実出身のSHである南昂伸は、東日本セブンズで早くもデビューした。こちらも指揮官に「足、速いんですよ」と太鼓判を押される。小山の後釜を狙うか。

 15人制の公式戦、関東大学春季大会は4月23日、開幕する。大東大もこの日、早大とのAグループ初戦を控えている。堅実な守備に活路を見出せるか。
(文:向 風見也)

sdsワールドカップ2019ww青南商事インタビューラグリパcolumn2

RMmotomo【クイズでスポーツがうまくなる】dd