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特別な日にジャパンプライドを見せるも、サンウルブズ惜敗


後半に連続トライを挙げたサンウルブズのWTB福岡堅樹(Photo: Getty Images)

 東日本大震災の発生から6年が経過した3月11日、スーパーラグビー第3節の会場となった南アフリカ・ブルームフォンテインのトヨタスタジアムでも黙とうがささげられ、今季初勝利を目指して奮闘した日本のサンウルブズだったが、チーターズに31−38で惜敗した。

 試合の入りは最高だった。サンウルブズによるキックオフボールをチェイスしたWTB福岡堅樹がキャッチして、LOリアキ・モリ、FL松橋周平の力強い突進が続いていきなりチャンスとなり、CTBデレック・カーペンターからのパスをもらったFB江見翔太が抜けて、開始30秒も経たぬ間に先制した。

 その後も敵陣で果敢に攻めたサンウルブズ。だが、チーターズのしぶとい守りと、自分たちのラインアウト失敗が続いて突き放すことができなかった。

 するとチーターズは14分、ラインアウトモール後、ゲームキャプテンのHOトルステン・ファンヤースフェルトが密集から抜け出してゴールに持ち込み、7−7の同点となる。21分にはSOフレッド・ゼイリンガのPG成功で勝ち越した。

 しかし、サンウルブズは24分、チーム一体となった連続攻撃で敵陣深くに入り、SOヘイデン・クリップスが中央のスペースを突いてトライを決め、14−10と逆転した。

 26分、サンウルブズは自陣深くに追い込まれたが、LOモリのラインアウトスチールでピンチを脱出する。28分にはチーターズのCTBクリントン・スワートがトライを挙げたかに思われたが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でグラウンディング寸前のノックオンが確認された。

 サンウルブズ同様、チーターズも故障者続出でベストな布陣ではなかった。しかし、昨年の国内大会チャンピオンとしての意地があった。32分にスクラムで優勢となってPGで1点差に詰めると、35分にはラインアウトからの攻撃でSHティアン・メイヤーがディフェンダーをひきつけ、スペースができたところをFLオウパ・モホジェが抜け出し、逆転トライ。

 前半終了前にサンウルブズはPGを決めたが、17−20、チーターズのリードで折り返した。

 後半の立ち上がりはチーターズがよく、PGで先に得点した。
 サンウルブズがチャンスを作りながらもハンドリングエラーなどで流れを止めたのに対し、チーターズは51分(後半11分)、ラインアウトからモールのあと、走り込んできたCTBスワートが抜けてゴールラインを割り、17−30と点差は広がった。

 だが、フレッシュレッグズの投入で攻撃のテンポが上がったサンウルブズは54分、CTBカーペンター、FBジェイミー・ジェリー・タウランギ、NO8ヴィリー・ブリッツ、WTB福岡とつながってトライを挙げる。
 さらに61分、ラインアウトのロングスローボールをキャッチしたLOモリが突進したあとオフロードでWTB福岡につなぎ、スピードある背番号11は軽快なフットワークで防御網を切り裂き、トライとゴールキック成功で31−30と逆転した。

 しかし、ホームで負けられないチーターズはすぐに反撃し、ゴールに迫る。守りに転じたサンウルブズは反則が続き、64分、PR浅原拓真にイエローカード、14人となってしまった。
 ゴール前ほぼ中央でペナルティをもらったチーターズは、ショットを狙わずスクラムを選択。サンウルブズのFWは耐えたが、数的有利のチーターズはSHメイヤーが右へロングパスを放り、CTBライノー・ベンジャミンが逆転トライ。

 その後、PGによる3点追加で7点差とされたサンウルブズは、77分、つないで敵陣22メートルライン内に入ったものの、この日マン・オブ・ザマッチに選ばれる活躍だったLOモリが痛恨のノックオンで好機を逃し、惜敗となった。

 サンウルブズは次週(現地時間17日)、南アのプレトリアで休養明けのブルズと対戦する。

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