国内

トップリーグオールスターズに大学生2人。松田&渡邉の目指すものとは。


帝京大8連覇の立役者となった松田力也(撮影:松本かおり)

 国際リーグのスーパーラグビーに日本から参戦するサンウルブズの壮行試合が2月18日、福岡・ミクニワールドスタジアム北九州のこけら落としとしておこなわれる。対戦相手となるトップリーグオールスターズには、来春から同リーグ入りする大学4年生も2人、参加。北九州市内での事前練習で汗を流している。

「本当に嬉しく思いますし、感謝してプレーしたいです。いろんな選手がいるなかで選んでもらえたチャンスを活かせるようにしたいと思います」
 
 誠実な口ぶりを崩さないのは、松田力也。大学選手権8連覇を果たした帝京大で1年時からレギュラーだったSOだ。昨年6月には日本代表デビューも果たした身長181センチ、体重92キロの22歳で、この春からパナソニックに加わる。

 つい最近まで、オーストラリアのブリスベンにいた。2月11、12日、10人制の国際大会である「ブリスベン・グローバルテンズ」に出場。ひと足早くパナソニックのメンバーとなり、国際リーグのスーパーラグビー開幕を控える海外クラブとぶつかった。

 そこでつかんだものは、「常に、自分の持っているものを全て出せるコンディションを作らないといけない」という実感だった。列強国のプロアスリートと対戦し、「力の8割で通用する相手ではない。常にベストじゃないと」。日々のトレーニング、体調管理に神経を研ぎ澄ませ、いつでも力をフルに発揮できるようになりたいという。

「常にベストじゃないと…」と、改めて誓う。

「世界の選手と試合ができたのは大きい。速さ、スピード、スキルとすべてのところでレベルが高いと感じました。自分自身、もっと経験を積まないといけないですし、それだけではなく、自分の一番いいコンディションを保つためには何をしなくてはいけないかを考えていきたいです」

 松田とともに今度のメンバー入りを果たした大学生は渡邉隆之だ。身長180センチ、体重118キロの右PR。2015年にはワールドカップイングランド大会・日本代表のバックアップメンバーに入り、大会直前までチームの合宿に帯同。高い運動能力で期待を集めていた。

 今季の大学選手権決勝でも、帝京大に26−33と肉薄する(1月9日/東京・秩父宮ラグビー場)。スクラムによるペナルティトライを奪うなど、強靭な体躯で存在感を示した。それでも今度のステージでは、「周りがトップリーガーなので…」と緊張しきりだ。現日本代表と同種の戦術を採用するチームにあって、「東海大ではやったことのないことばかりで…。僕にとっては、まったく新しいことをやっている」とも続ける。

 サンウルブズには、同学年の右PRがいる。拓大からホンダ入りする具智元だ。身長184センチ、体重122キロの力自慢は、代表定着を目指す渡邉とは半永久的にライバル関係を築きそう。ともにプレーする時間帯も生まれそうな18日の一戦に向け、渡邉はこう意気込んでいた。

「相手は1個上のカテゴリーに行ってしまっている。それに対して、いまの状態でどれだけ勝負できるのか…個人的には、楽しみです。もちろん、負けたくはない。(ジェイミー・ジョセフ体制下では)どんどんボールを動かすと思うので、そこにどんどん参加する。ワークレート、ボールキャリアの強さをアピールしていけたらと思っています」

 松田と渡邉は当日、リザーブ入り。ベンチで出番をうかがう。
(文:向 風見也)

tit
ワールドカップ2019青南商事インタビューラグリパcolumn2

rugbycoachweeklyRMmotomo【クイズでスポーツがうまくなる】