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慶大、圧勝にも不安材料残る。関東大学対抗戦A最終節


前半からスクラムで慶大が崩す(撮影:見明亨徳)

 関東大学対抗戦A最終節の慶應義塾大×青山学院大は12月3日、埼玉・熊谷ラグビー場Bグラウンドでおこなわれ、慶大が9トライを挙げて51−17(前半22−12)で圧勝した。

 前半から慶大FWが全開だった。
 4分に青学ゴール前の左ラインアウトからモールを作ると、HO中本慶太郎が最初のファイブポインターとなった。11分には青学ゴール前5メートル左中間のマイボールスクラムを慶大が押すと、青学が耐え切れずコラプシングを犯した。すぐに主将のNO8鈴木達哉がタップしてそのままトライを奪った。さらに7分後、スクラムから鈴木がトライし、15−0と差を広げた。25分にもラインアウトからの展開でトライを奪い、早くも22−0とする。

 青学は29分、慶大がハーフライン付近でパスミスしこぼれたボールをSO岩滿亮が拾い、50メートル走り(ゴールキック成功)7点を返した。さらに38分、慶大ゴール前左ラインアウトを得ると近場でつなぎ、最後はFL梶信吾がトライを挙げ、22−12で前半を終えた。

 後半、青学が勢いづくかと思われたが、最初の得点は慶大。青学陣22メートル外の左スクラムを順目につなぎ、SO古田京のラストパスを受けたFB丹治辰碩が右中間へトライを決めた。慶大はこのあともラインアウトからHO中本の2トライ(計3トライのハットトリック)を追加するなど、合計9トライ51点で青学を寄せ付けなかった。

 しかし、不安は残った。前の早稲田戦、勝利を決めるPGを外し、最後は反則からのタッチキックを失敗した古田の左足だ。青学戦でもゴールキック成功は9トライ中わずか3つだった。トライが左中間や右中間など古田なら外すことがなさそうな位置でのキックが外れ続けた。

 金沢篤ヘッドコーチは「少し精神的な面もあるのかな。古田はこれまで決め続けているので信頼しています」と答えた。
 慶大は対抗戦4位となった。第53回全国大学選手権では3回戦で関東大学リーグ戦2位の流通経済大と対戦する(12月11日)。
 金沢ヘッドコーチは「FWは自分たちのスクラム、ラインアウトに自信を持っている。きょうは早大、明大戦で課題となっていたBKが相手を見てアタックしてしまうことも修正できていた。選手権は春から自分たちがやってきたラグビーを修正し続けていく。ポイントはディフェンス。一人目は必ず足にタックルする」と頂上を目指していく。
(文:見明亨徳)

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慶大BKも勢いづく。後半23分、WTB金澤徹がトライ(撮影:見明亨徳)

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