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福岡工業大が九州学生3連覇! 大塚主将 「関東、関西勢に勝ってみせる!」

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全勝で九州を制し、栄冠を手にした福岡工業大。全国大学選手権に挑む
(撮影:K.Takenaka)

 


 福岡・博多の森陸上競技場で2日、九州学生リーグ1部・Aブロック決勝リーグの最終戦が行われ、福岡工業大が26−13で九州共立大を下し、3季連続の優勝とともに22回目の全国大学選手権大会出場を決めた。

 


 先制したのは九共大だった。前半3分、ゴール前ラインアウトからモールで押し切り、NO8黒木基博がグラウンディング。福工大はペナルティが多く、ディフェンスのセットアップの遅さも目立ち、なかなか主導権を握ることができない。
 「えらい緊張しとったですね。全然走れていなかった。3連覇というプレッシャーがあったんでしょうか。硬かった」(福工大・宮浦成敏監督)
 しかし25分、福工大はゴール前でFWが突進を繰り返し、NO8松尾博史のトライでようやく元気を取り戻す。その後、ペナルティゴールで逆転を許した九州王者だったが、前半終了間際、敵陣深くで相手に激しくプレッシャーをかけてから一気に攻め込み、LO関屋駿がインゴールに飛び込んで、14−8とリードして折り返した。


 流れを変えた福工大は後半開始2分すぎ、スピードランナーのCTB金丸雄保が22メートルライン外から一気に抜け出し、鋭いステップワークで右隅に飛び込み追加点を奪った。
 だが、FWを中心に奮闘を続けていた九共大が後半7分、敵陣深くでの相手ボールスクラムをターンオーバーすると、直後のセットプレーから高速アタックでSO神谷朋直のトライが生まれ、21−13。


 8点差に迫られた福工大。
 「予選リーグも決勝リーグも、自分たちのラグビーができないままこの日を迎えてしまった。自分たちのミスで招いた接戦。だから、とにかく耐えるしかないと思っていた」という大塚慎也キャプテンの言葉通り、福工大は粘り強いディフェンスを続け、好機を待った。そして26分、ルーズボールを拾ったWTB後藤大輔がオフロードでWTB山田逸斗につなぎ、左タッチライン沿いを振り切って貴重なトライを獲得。
 ラスト10分間は九共大が攻め続け、キャプテンのFB森田政彰らが果敢に走って穴をこじ開けようとしたが、福工大が守り切り、試合終了の笛が鳴った。

 


 「春は、福工大に70点近く差をつけられて負けたんです(7−76)。いろんなチームに大敗しましたが、キツイ夏を乗り越えて、やるべきことをひとつひとつ克服してこの日を迎えました。自分たちの力を全部出せれば勝てたと思います。悔しいです。福工大には九州王者の意地を感じました。後輩は、来年は優勝を勝ち取ってくれると思います。自分に負けそうになったら、今日のことを思い出して練習をやってほしいです」
 清々しい表情で、大学ラストシーズンを振り返った九共大の森田キャプテン。卒業後は、中国電力でラグビーを続ける予定だ。

 


 福工大には安堵の表情がならんだ。
 「いままでの蓄積で勝ったようなもの。でもよく我慢したと思います。ディフェンスをしつこくやってくれました」と宮浦監督。「そこが福工大の持ち味ですから、大学選手権でもディフェンスが重要になってくると思います。目標は、関東、関西の大学相手に1勝すること。40数年前にウチが関西大を倒したのを最後に、九州勢は全国の強豪校に勝っていないですからね(1967年度の全国大学選手権1回戦で、関西大に26−9で勝利)。これから厳しい戦いが待っていますが、今年の春は関西遠征で勝っているので(大阪体育大に45−40)、そのような結果をもう一度つかめるようにがんばります」


 大塚キャプテンも大学選手権でのファーストステージ突破はもちろん、セカンドステージでの打倒・関東勢、関西勢を強く意識している。そして力強く、ハッキリ言った。
 「絶対、勝ってみせます!」

 

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涙がかわいたあと、観客席のサポーターに笑顔を見せた九州共立大の選手たち。

年々戦力アップしており、福工大にとってはますます手強い相手になりそうだ

(撮影:K.Takenaka)

 


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