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闘い続けるイタリアの大将 パリッセが史上初のテストマッチ100敗

3月17日のスコットランド戦でタックルを受けるセルジョ・パリッセ(Photo: Getty Images)


 イタリア代表主将のNO8セルジョ・パリッセが、2018年3月17日に2つの記録を打ち立てた。ひとつは、元アイルランド代表のレジェンド、ブライアン・オドリスコルが持っていたシックスネーションズ通算最多出場記録(65試合)に並んだ。もうひとつは、史上初のテストマッチ100敗という記録だ。地元ローマでおこなわれたスコットランド戦にフル出場で奮闘したが、27−29で逆転負け。それでも、“アズーリ”に対して深い情熱を注ぎ、苦杯をなめながらも戦い続けたラグビーマンの勲章である。

 アルゼンチンで生まれ、17歳のときにイタリアに移住した。両親はイタリア人であり、「父親の仕事の都合で外国に生まれただけ。彼は純粋なイタリア人だ」と国民は英雄を誇る。

 プロ選手としてのキャリアは、イタリアのトレヴィーゾから始まった。2005年にフランスのスタッド・フランセへ移籍し、13年間過ごしているその名門クラブでもキャプテンを務めている。

 イタリアラグビー史上最高のラグビーマンであるパリッセは、18歳だった2002年6月8日にオールブラックス(ニュージーランド代表)戦でテストマッチデビューを果たし、24歳で50キャップに到達。ワールドカップ4大会(2003〜2015)出場を含め、これまでに134キャップを重ね、36歳で迎える来年のワールドカップにも出場すれば、オールブラックスの前主将であるリッチー・マコウが樹立した歴代世界最多の148キャップを更新する可能性もある。

 100敗を喫したイタリアの大将だが、近代ラグビーにおいて世界屈指のエイトマンである。2008年にイタリア選手として初めてIRB(現 ワールドラグビー)の年間最優秀選手賞にノミネートされ、2013年にも同賞の候補に挙がった。

 これまでのテストキャリアで、先発出場は131試合。通算15トライを挙げ、ドロップゴールを1本決めている。33勝(引き分け1)もすばらしい記録だ。

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134キャップ目の試合前に国歌を歌うイタリアのセルジョ・パリッセ(右端)
(Photo: Getty Images)
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