Player of the week

Robbie Fruean ロビー・フルーエン  (ニュージーランド/クルセーダーズ)

 サモア系ニュージーランダー。身長190センチ、体重104キロの恵まれた体格を活かし、縦への走りを得意とする。敵にとっては、彼をファーストタックルで止めるのは至難の業だ。
 昨年はソニー=ビル・ウィリアムズ(現チーフス)と大型CTBを形成しスーパーラグビー準優勝に貢献したが、今年はライアン・クロッティーとのコンビネーションが成熟しており、クルセーダーズ4年ぶりの優勝を目指す。

 昨年に続き、今年もきっちり6トライ。WTBザック・ギルフォードに次ぐファイブポインターである。

 

 2007年、IRB(国際ラグビーボード)による年間最優秀U19選手賞を受賞した。同年、ウェリントンでプロデビューを果たし、才能豊かな若者がスターへの階段を一気に駆け上がるかと思われた。が、まもなく病に倒れてしまう。リウマチ熱により心臓全体に炎症を起こしていることが発覚し、2008年に開胸手術を受けた。楕円球を一時手放すことになったが、生死の淵から生還しただけでも幸いだった。

 

 そして2009年、ラグビーフィールドへ復帰する。アマチュアクラブ戦を経て、ハリケーンズの選手として5月1日のブルーズ戦でスーパーラグビーデビューを果たした。その試合がハリケーンズでの最初で最後の試合となったが、後半から出場の40分間は、復活への確かな一歩として彼の胸に刻まれている。

 同年には、ジュニア・オールブラックスとしてパシフィック・ネーションズカップに参戦。ラウトカ(フィジー)で行われた日本代表戦に右WTBとして先発出場した。

 

 彼の才能は、2010年にカンタベリー(クルセーダーズ)に移籍してから大きく花開く。ITMカップ(ニュージーランド地区代表選手権)では元オールブラックスWTBのレリア・マサンガに並ぶトップタイの10トライを挙げて、カンタベリーの3連覇に貢献した。大会最優秀選手。同年末の欧州遠征で遂にオールブラックスデビューかと多くが期待した。

 しかし、声はかからず。2011、12年とスーパーラグビーで光を放ち続けているものの、今年5月下旬の代表トレーニングスコッドにも呼ばれていない。

 

 パワフルな走りに強烈なハンドオフ、ソニー=ビル・ウィリアムズのそばで鍛えたオフロードも巧みだ。
 それでも彼がオールブラックスに選ばれないのは、フルタイムでの高いパフォーマンスが続かないからだと専門家は指摘する。攻守ともに視野が狭く、ディフェンスも雑な所があり、ワークレートは決して高くはない、と。仲間を活かすプレーも求められており、経験を重ねてそれらを磨いていけば、ブラックジャージーは近づいてくる。

 

 2010年4月23日から、スーパーラグビーでは38試合連続で先発出場してきたが、今季レギュラーシーズン終盤は疲れが見え、7月14日に行われたフォースとの最終戦はベンチスタートとなってしまった。トッド・ブラッカダーHC(ヘッドコーチ)は、バックラインのキーマンにあえて休養を与えたのだ。負けたら終わりのプレーオフでは、再び13番を着る。


 まだまだ粗削りな選手なのかもしれない。しかし、テクニシャンが多いクルセーダーズにおいて、ロビー・フルーエンのパワフルランは貴重であり、流れを変える“Xファクター”になり得る力を持っている。

 


ポジション: CTB
生年月日: 1988年7月13日(24歳)
出身地: ウェリントン(ニュージーランド)
身長: 190p  体重: 104kg
所属: クルセーダーズ(カンタベリー)


 

※ 記事内のデータは、2012年7月20日現在

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